ちょうど一ヶ月程前に、現在建築中のY様邸で「TIP構法」が終わった頃にライトアップを行いました。
斜め45度に張られた板材の隙間から漏れ出す光は、とても綺麗な光景でした。
この板材は現場で大工さんが何百枚もある板材をカットし一枚一枚均等な隙間を空け、手作業で張っております。
見た目が綺麗な「TIP構法」ですが、見た目だけでなく地震、風に対して強力な力を発揮します。
地震大国の日本では、耐震構造として構造用合板などの壁面材を使用し、外側を強固にすることが多いと思いますが、「TIP構法」は外側を固めるだけでなく、他とは違い5つの特徴があります。
1、ゆれにくい(剛性)
2、壊れにくい(強度)
3、粘り強い(靭性)
4、傾きにくい(復元性)
5、直しやすい(破壊性状)
安心して生活する為には、繰り返し来る地震に対し、強い家でないといけないと思います。
壁面材で強固にした家は、たしかに地震・風には強いと思いますが、一度傾いてしまうと元に戻りにくくなります。
「TIP構法」は剛性、強度、靭性、復元性があるので、繰り返し来る地震に対し強い力を発揮します。
他では耳にすることはない「TIP構法」ですが、少しでも興味を持っていただけたらと思います。
現在、新築物件が2件、大工工事の最中です。
まだまだ暑い日が続きますが、体調に気を付けて安全第一で作業を進めて参ります。
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