サイディングボードの補修
皆様あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
微力ですが、リフォーム業務ボチボチ地道にやって行きたいと思います。
さて、以前サイディングボード外壁の塗装についてお伝えしましたが、今回は補修ついてお伝えします。
お客様から外壁塗装及びコーキング打ち替えのご要望があり、外壁塗装を行う為の壁洗浄を行った後、外壁をよく確認しますと一部に穴あき等のキズが見られました。
お客様に報告・説明をして、損傷のあるサイディングボードの取り替え補修をすることになりました。
塗装用に組んである足場があるうちに補修をしなければならず、全社を挙げて対応し何とか期日までに完了することが出来ました。
通常サイディングボードの張りつけの場合は、下から「相じゃくり」でくみ上げていきますので、中間壁の補修は難しいものですが、今回は窯業サイディングボード(主原料はセメント質と繊維原料・使用頻度が高いボード)を使用し、横張り釘止め工法で施工されていましたので、取り替えが可能でした。
施工職人さん聞きますと、横張り用の止め金具を使用している場合は中間壁だけの補修はできない(上から順番に外してこなければならない)とのことでした。
まずは既設ボードの撤去ですが、サイディングボードは「相じゃくり」になっていますので、被っている下側部分から外していきます。
下地通気用胴縁の状況を確認して、新しいサイディングボードを取り付けます。
相じゃぐり
今回は2枚でしたので、下の1枚目を下側からはめ込み(写真①)
上の2枚目のボードの上側をはめ込み(写真②)
そして「く」の字の状態にして既設ボードの下側にはめ込みます。
写真①
写真②
次に、釘で固定します(写真③)
写真③
1枚だけの場合は、既存ボードを下から外し上からはめ込んでいきます。
今回の補修は、外壁塗装を行うことになっていましたので、少し色違いのボードでしたが塗り替え色と同じ色にすることが出来ました。
塗装前
塗装後
外壁塗装と合わせてお客様からも満足の声も届いています。
窯業サイディングボードは経年による劣化、台風等による飛来物による破損等でボード等に傷がつきますと、そこから雨水等が侵入しボードが弱くなりますので、今一度、外壁の点検等を行ってみてはいかがでしょうか?
何か気になることがありましたなら、美和工務店までご一報ください。
施工グループ 川端