サイディングボード外壁のコーキングの役割

2022/07/19(火) リフォームのこと

最近の外壁は、サイディングボードが多く見られます。

手間暇かけてモルタルを壁面に塗っていく左官工事より、容易で工期が短いことから多く採用されています。

サイディングボードは工場で生産し、現場に搬入して張り付ければ外壁が出来るわけですから、経費面、効率面から需要が高まってきました。

素材は非常に硬く、隙間なく施工すると気温変化等により膨張、破損してしまいますので、一定の間隔をあけて貼る必要があります。

この隙間を埋めるのが、コーキング材(シーリングともいいます)です。

これにより、防水性と耐候性の高い外壁ができ、コーキングの持つ弾力性が外壁材の膨張を吸収し破損を防ぐことで、耐久性を保持しています。

ですが、雨、風、太陽光などの自然負荷により経年劣化します。

劣化が進むと、ひび割れ、剥離が発生し、耐久性を保持するために不可欠な緩衝材の役割が果たせなくなります。

ですので、定期的に点検する必要があります。

補修目安は約10年です。

 

コーキングの補修手順は、

1、劣化したコーキングに切れ目を入れて、ペンチで引っ張って除去します。剝がし残ったコーキングもカッターで完全に除去します。

2、サイディングボードの両端にマスキングテープを貼り、コーキングを注入し、丁寧に目地に押し込みます。

3、コーキングの乾き具合を見て、マスキングテープを剥がします。

 

今一度、ご自宅の外壁を点検されてはいかがでしょうか。

施工グループ 川端

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