危ないコンクリートブロック塀の見分け方

2023/01/25(水) リフォームのこと

大阪で空気がきれいな注文住宅 涼温な家を建てる美和工務店です。

 

平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震による倒壊被害を受け、国土交通省は塀の安全対策について、学校の塀に限らず広く一般の建築物の既設コンクリートブロック塀の改修が進められてきました。

前回「コンクリートブロック塀のチェック」でお話させていただきましたが、改めて日本建築学会が示している「危ないコンクリートブロック塀」とはどういうものか、列挙させていただきます。

まだ、改修されていない方は、今一度チェックされてみては如何でしょうか。

 

  1. 鉄筋で補強されたコンクリート基礎がないもの
  2. ブロック塀の高さは、地盤から2mを超えるもの
    (一般的なブロックの11段相当)
  3. ブロック塀の厚さ12㎝未満のもの
    (高さ0m~2.2mでは15㎝未満)
    (法令ではブロックの厚さは10㎝以上となっていますが、日本建築学会の基準では安全性を高めるために12cmとなっています)
  4. ブロック塀の高さが2mを越える場合(一般的なブロックの6段相当)
    3.4m以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁が設けられていないもの
    (高さが2mの場合、40㎝以上)
  5. 高さ1m以上の擁壁の上部にあるブロック塀で、擁壁上端部より高さ2mを超えるもの
    (高さ1m未満の擁壁では、擁壁下部の地盤面より高さが2.2mを超えるもの)
  6. 外見上、劣化があるもの
    (ひび割れ、傾きなど)

 

見分け方は以上です。

ブロック塀を所有されている方で改修されていない方は、今一度点検されてみてはいかがでしょうか。

一つでも該当する事項がある方は、工務店等の専門業者に相談していただければと思います。

施工グループ 川端