屋根瓦の種類

2022/10/11(火) リフォームのこと

家屋の築年数が30年近くなってくると、屋根の葺き替えをお考えになる頃だと思います。

 

今回は、屋根瓦の種類について触れたいと思います。

屋根材として多く使われているのが、陶器瓦です。

近年は相次ぐ地震や台風の影響で、属屋根(ガルバリウム鋼板)の使用頻度が高くなっていますが、資料等によりますと住宅の約50%が瓦屋根だそうです。

 

1.陶器瓦

主成分が粘土瓦です。
薬をかけて色を出し(艶有り)、高温で焼き上げます。
J(ジャパン)型 昔ながらの瓦です。
F(フラット)型 平らな凹凸がない瓦で、和風住宅だけでなく洋風住宅にも見られます。
S(スパニッシュ)型 スペイン瓦を日本の風土や住宅のデザインに合せて改良したものです。
凹凸がある屋根で、洋風住宅に使われることが多いです。
耐用年数は60年以上と言われています。

 

2.いぶし瓦

主成分が粘土瓦です。
高温で焼き上げた後、いぶしで色を出すことから、いぶし瓦と言われています。
色はネズミ色と銀色の中間色です。
耐用年数は約40年と言われています。

 

3.軽量防災瓦

陶器瓦で最近注目されている瓦です。
従来の瓦よりも軽く、台風や地震に強いです。
最近の住宅で多く使用されている瓦です。

 

4.セメント瓦

主成分がセメントです。
陶器瓦と見て目がよく似ていますが、違うのは年数が経てば色褪せます。
耐用年数は30年~40年と言われています。

 

5.樹脂セメント瓦

一般名称は樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦で、樹脂とセメントによるハイブリッドタイプの屋根材で2007年に販売が開始されました。
陶器瓦と厚みは一緒ですが、重量は半分です。
そのため、従来の陶器瓦に比べて地震時の揺れが少なく、耐震性を高められる。
また、割れにくく丈夫です。

 

リフォーム等で葺き替えをお考えの方は、カラーベスト、セメント瓦等、昔の製品にはアスベストが含有している可能性が高くアスベスト処分費が必要となりますのでご留意ください。

施工グループ 川端

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