外壁補修
お客様から「サイディングボードの端が欠けて下に落ちてきている。見に来てほしい。」
とご依頼があり、現場の確認に行きました。
現況は端が欠けたボードが3枚ほどありました。
その他のボードにも、少し浮き上がったものも散見されました。
外壁の補修もさることながら、コーキング部分が経年(築約20年位)劣化によるヒビ、剥離が目につきました。
お客様には、心配されているサイディングボードの状態と同様に、コーキングの劣化状況も悪くバックアップ材の取れているところもあり、こちらにも問題があるとお伝えしました。
また、外壁の状態も塗装面が劣化し、チョーキング状態が発生している状態であり、塗装も必要ですとお伝えしました。
ボード破損、目地の欠損状況
この状況にお客様もご納得され、窯業サイディングボード(主原料がセメント質と繊維原料で、使用頻度が高いボード)の部分補修と合わせて、外壁塗装をすることになりました。
既設のサイディングボードは横張り釘止め工法で施工されており、補修は可能でした。
このように中間壁の補修で、釘止めの場合、ボードの取替は可能ですが、横張り用の止め金具を使用している場合は、中間壁だけの取替補修は不可能となります。
(止め金具を使用している場合は、上から順番に外してこなければならないため、全面補修となります。)
既設ボードの撤去は、下側部分から外していき、下地胴縁及び防水シートを確認しました。
既設ボード撤去
特に異常がなかったので、下側から張り換えを行いました。
今回は3枚でしたので、下の1と2枚目を下側からはめ込み、上の3枚目のボードの上側をはめ込み、そして「く」の字の状態にして2枚目のボードの上側にはめ込みます。
ボード取り付け
ここが難しいところですが、うまく収まりました。
補修完成
サイディングボードの部分補修の難しいところは、年数が経ちますと形・色が同じものがなく、どうしても類似品となるからです。
補修される場合は、併せて塗装もおすすめします。
施工グループ 川端