朝夕の風が心地よく、めっきり秋の訪れを感じる季節となりました。
先日、ふと見上げた空が高く感じたのは、秋の代表である鳥の羽のような雲「巻雲」が姿を現していたからかもしれません。
さて秋といえば、四季を最も肌で感じる職人さんにとって最も現場作業のはかどる季節です。
長袖のシャツ1枚で気持ち良く作業出来る時期は、ほんの少しの間しかありません。
今回は職人さんについて、少しお話をさせて頂こうと思います。
まず現在、美和工務店の建てる「涼温な家」に携わる職人さんにはどのような業種が存在するのでしょうか?
解体屋さん・基礎屋さん・大工さん・足場屋さん・水道屋さん・電気屋さん・左官屋さん等、
一軒の新築工事に携わります専門業種は、その数約50種を超える数となるのです。
現場の職人さん一人一人の力が集まる事で、お客様の思いと希望が詰まった家が完成するのです。
リオ五輪で大活躍でした男子リレー競技の様に、家づくりにおいて全ての職人さんには、バトンを受け取る『前工程』とバトンを渡す『後工程』が存在します。
唯一、第一走者とアンカーは美和工務店の現場監督かもしれません。
日本代表の活躍のヒントがバトンの渡し方にあったように、現場は常にリレーの様に、職人さんたちが繋がっているのです。
例えば、職人さん達の会話の中に「通り(とおり)」という言葉があります。
この「通りを確認する」という言葉は「仕上がりは真っ直ぐか?」と同じ意味となります。
例えば、屋根屋さんの職人さんの実際の確認はこのような目線となります。
「スカッと通りが出ていて気持ちのいい仕事ですね」なんて、瓦を葺いた屋根職人さんと、その下地を作った大工さんが会話したシーンが存在したかもしれませんね。
リレーは、チームワークも大切です。
次の写真は左官屋さんがカルクウォール(天然スイス漆喰)で壁を仕上げていく様子です。
右側の職人さんは材料を適量に付けながら右側に流れて行く、それを追いかける様に左側の職人さんがパターン(模様)を付けながら右側に動く。
お互いの気持ちと、呼吸もぴったりです。
左側の親方が一人で仕上げ鏝を持つことにより、ムラを無くし、仕上がりへのこだわりですね。
二人作業にも色々な作業が存在します。
こちらは大工さんが天井を施工しているところです。
こちらは安全対策も兼ねた施工となります。きっちりとラインを合わせて天井を施工するのと、脚立作業による無理な体制での転倒防止にもなるのです。
この様に新築現場では、毎日、職人さん達が思いを一つに全力で頑張っています。
K様邸新築工事も外構工事が始まりいよいよラストスパートとなって参りました。
最終走者として、全員で繋いできた涼温な家をK様にお渡しする瞬間まで全力で走ろうと、秋の空を眺めながら、心に思う一日となりました。
堺市 K様邸 『涼温な家』完成体感会の開催が決定いたしました。
10月15日(土)・16日(日):洋風瓦とロートアイアンで楽しむ、ナチュラルカントリーな南欧風『涼温な家』完成体感会を開催いたします。
堺市 K様邸の現場レポートはこちら
洋風瓦とロートアイアンで楽しむ、ナチュラルカントリーな南欧風『涼温な家』