建築予定地のリスクを見抜く

2021/08/02(月) 新築のこと

7月は、豪雨災害が各地で起こりました。

 

弊社のある浜寺という地域は、40年ほど前に石津川が氾濫し浸水したとご近所の方にお聞きしたことがありますが、それ以来浸水という災害には幸い見舞われず過ごせています。

静岡県熱海市の土石流災害を目にすると、立派な家がいとも簡単に土砂が飲み込み崩されていく。

荒れ狂う自然の前に、人の無力さを感じました。

ですが、映像を見ると崖や低地、川の近く、盛土や切土をしたかのような土地ばかりです。

このようなところは、自然災害が起こりやすいところで住むには適さない地形。

そういう自然災害のリスクが高い土地のことを、土砂災害特別警戒区域と言いますが、今後その地域に長期優良住宅を建てようとしても認定が下りない基準が追加されるそうです。

土地を探されているお施主様方は駅に近い、生活に便利、価格に気を取られがちですが、地震に強い耐震の家を建てられても、自然災害に弱い土地であれば本末転倒です。

しっかりと広い視野を持ち、ご自身で災害に簡単に見舞われない土地であるかとご確認されることをお勧めします。

島袋 律子

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