注文住宅の価格上昇

2022/03/04(金) 新築のこと

先日、あるオンラインセミナーへ参加し

「この10年で注文住宅の価格は700万円上昇している。そしてさらに続く。」とのお話でした。

 

木材価格は、輸入価格が1月迄、国産材はそれに先立ち上昇している。

その中でも価格は落ち着いてきているが、下がってはいないし、元の価格には戻らない。

ロシアやウクライナからの輸入量が減少するので、戦時インフレがおこる可能性が高い。

という予測のお話もありました。

 

弊社も木材をはじめ、ほぼすべての商品に値上げが起こりました。

また大手メーカー品は4月に現行商品を廃番にし、新商品に切り替え、価格を改定するとの情報が相次ぎ頭が痛い。

助成金も増えていますが、太陽光の設置が条件だっだりするので、イニシャルコストダウンには繋がらない。

 

2050年 カーボンニュートラル脱炭素社会。

地球のためになることは、大きな出費の痛手を伴います。

未来の人のために、できるかぎりのことを今の私たちがしないといけない。

頭では分かっています。

 

だけど、性能を上げるとコストが跳ね上がる。

だから、建築屋は悩むのです。

どこまでがお施主様のためになり、未来の方のためになるのか。

そして、最後には思うのです。

エネルギーを使わなくても住める時代がくればいいのになぁー。

島袋 律子