現場見学会で思う事
3月4日(土)・5日(日)の2日間、兵庫県尼崎市にてお施主様のご厚意により、『涼温な家』構造見学会を開催いたしました。
天候にも恵まれ、ご予約を頂いたお客様全員が参加して頂き、大変にぎやかな見学会となりました。
今回のメインテーマは、『熊本地震を振り返ってみる美和の地震対策』です。
美和では、今、外断熱による『涼温な家』づくりの中に「住む人の安全と安心をどう取り入れるか?」という考えから耐震+制震という考え方を取り入れた家づくりを始めています。
今回の見学会の会場となった尼崎市のH様邸では制震ダンパー(住友理工(株)TRCダンパー)を8か所設置しています。
計算上ですが、制震ダンパーを設置する事により地震時の建物の揺れを
X方向:22% Y方向:39%
抑える事が出来るようにしています。
これは、熊本地震で起こった震度7クラスの揺れが繰り返す事により、建物の倒壊が多発した事を考えると耐震強度を上げるだけでは家の安全・安心は確保できない事がわかります。
『耐震』では、1度目の揺れに傷つきながら、耐えられても、2度3度繰り返し揺れると破壊されてしまいます。
この為、『制震』という考えを取り入れる事により、家全体の揺れを1度目の揺れから小さくして、家の安全・安心を確保する事が出来ます。
今回、メーカーさんからも講師として参加して頂き、建物に取付けられたTRCダンパーを見ながらの説明です。
柱間に取り付けられたTRCダンパーを見ながらですので、皆様から「よくわかった」と好評でした。
これからも美和の新しい取り組みについて皆様により理解して頂くため、現場で勉強会を開催したいと考えています。
ぜひ参加して頂き、一緒になって勉強できればと思います。
H様邸センターダクト、換気システム共設置されていて、構造見学会が終わると、いよいよ5月中のお引渡しに向けて仕上げ工事に入ります。
H様邸は、完成しますと『涼温な家』完成体感会を開催する予定です。
日時については、弊社ホームページにてお知らせしますので、ぜひ参加して頂きたいと思っております。
近藤 正隆