「美和工務店とMIWA会」

2016/05/16(月) 新築のこと基礎構造

5月も中旬を過ぎ、日中は汗を流しながらの作業も多く見られ始めました。

建築現場には大敵の梅雨と夏の足音がそろそろ聞こえ出す頃かと感じております。

 

美和工務店では新築工事の着工前に地鎮祭を取り行います。その際に出席し施主様にご挨拶させて頂きますMIWA会協力会社さんは現在4社です。

 

基礎屋さん・大工さん・電気屋さん・水道屋さんが代表4社となりますが、新築工事には本当にたくさんの協力会社さんが携わる事となります。その数は約50社を超える数となるのです。

 

 

さて美和工務店新築工事の「涼温な家」の心臓部といえば外断熱と換気システムとなりますが、住宅とは人間の体の仕組みに似ているのかなと感じる時があります。

同じ人間は存在しない様に、住宅にも同じことが言えるのではないかと。

たとえ同じ大きさ、同じ間取り、同じ設計図、同じ施工要領書があっても、作り手によって

仕上がりは大きく異なってしまいます。

 

美和工務店では各専門分野プロフェッショナルである協力会社さん(MIWA会の皆さん)と長年の信頼関係を築き、しっかりとタッグを組み、品質管理・安全管理に全力で取り組んでいます。

 

さて本日は、代表4社の作業の中でも最初の施工となります基礎工事について少しお話させて頂きます。

 

 

基礎工事は足と靴の部分にあたる場所。これから上に大きな重たい胴体を乗せていくためには強靭な足と機能性のいい靴が必要となります。今回はこの足と靴にあたる場所の説明を少しさせて頂きます

 

美和工務店の新築工事基礎内部は、鉄筋はダブル配筋となり、ベース・立ち上がり部分のコンクリートは一体打ちとなります。

1戸建て住宅基礎においての基準をはるかに上回る鉄筋の数、そして一体打ちにより継ぎ目を無くし強度も上がり力強い基礎が施工されます。

 


①鉄筋


②社内配筋検査

こうして「地中梁方式による一体打ちベタ基礎」が完成していきます。

よく現場の前を通行する方があまりの鉄筋の数に驚かれて「何が建つのですか?マンションですか?」と聞かれることも多々あるのですよ(笑)


③コンクリート打設

 

 

次に基礎は完全外断熱でありミラポリカフォームという断熱材で基礎を包んでいます。

これが靴にあたる場所でしょうか。

運動を革靴でできない様に、やはり靴選びも重要なポイントとなります。

 

写真は基礎屋さんが基礎型枠(外周部)施工時にミラポリカフォームを隙間なく施工していく様子です。

 

 


④職人作業風景

 


⑤ミラポリカ

 

ミラポリカフォームを施工することで白蟻から建物を守ることが可能となり、さらにターミメッシュシステムを併用させることで、薬剤処理の必要性がなくなります。


⑥ターミメッシュ施工

 

こうして「環境にやさしくシロアリに強い美和の家」の基礎が作られます。

 


⑦基礎全景

 

何事も基礎づくりは非常に大切な部分となります様に、住宅においても基礎がしっかりとしていなければ、これから続きます木工事等の重量を支えることは出来ませんし、これから住まわれるお客様の夢のマイホームの長い年月を支える事もできません。+

住宅においてそれほど基礎は重要性のウエイトの大きい部分にあたるのではないかと考えられます。

今後も協力会社さんの熟練された技術者さんと共に「住まいとは幸せの器である、住む人の幸せを心から願える者でなければ住まい造りに携わってはならない」という理念で、各現場安全第一の作業に努めます。

「本日もご安全に!!」