「いい家」を造る。

毎日、暑い日が続いていますが、皆様お変りありませんか?

今年の夏の暑さには、まいります。

毎日、TVのニュースで熱中症について報道されていて、暑さの厳しさが伝わってきます。

我々家づくりに携わる者として、家から考えた夏の暑さ対策について「いい家」を造るとは、どういう事なのか?について考えてみました。

 

「家ってなんだろう」

その家に住む人の安全・安心を無言で提供してくれるものだと考えます。

先日、TVで南米アマゾン流域に住んでいる原住民の家として、バナナの葉っぱを地面につき立て、雨露をしのぐ、おおいらしきものが紹介されていました。

 

これが、文明の進化と共に現在のような家に進化して来たのだと思われます。

 

ところで、我々の住む日本の家はどうでしょうか?

その土地土地に合った、家づくりが進められ、材料としては再生可能な木材を使い強度としては地震や台風の力に負けない家を造る事により住む人の安全と安心を確保して来ました。

しかし、近年では省エネルギーな住宅を造ろうという考えが求められ家、一戸一戸の消費エネルギーと創出エネルギーがプラス・マイナス・ゼロになる家が求められ始めています。

これからの住宅は、再生可能な木材を使い、屋根・壁・基礎及びサッシの断熱性能、気密性能を上げ換気はセンターダクト方式の第1種全熱交換型換気システムにエアコン1台(5kw)をセットする事により夏の暑い日でも、家中快適な生活空間が得られる『涼温な家』を造るべきです。

又、断熱性能・気密性能を上げる事により、創出エネルギーとして設置する太陽光発電設備の削減にもつながります。

ただ「いい家」を造るとなるとこれだけでは済みません。

デザイン性・快適性・適正なコストも追求しなければ、なりません。

我々「いい家」づくりに携わる者としての、今後の大きな課題だと思います。

ただし、このデザイン性、快適性、適正コストとはお客様一人一人によって度合いが違います。お客様の求められる「いい家」とは何なのか?という事をしっかりつかみ出す力をつけなければなりません。

そしてその為には、お客様と向い合い、互いに理解し合う事から始まる事だと思います。

断熱・気密性能の悪い家で、真夏の暑苦しい夜に眠る事は、ご家族皆様の健康にも良くありません。

皆様に一日でも早く、また長く住んで頂く為にも『涼温な家』を造り続けます。

近藤 正隆

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