私の恒例となった元旦の行事の一つに元旦の朝、新聞を開いて大手ハウスメーカーさんの広告を見ながら、今年一年住宅業界は何をキーポイントにして変わって行くのかを占う楽しみがあります。
今年も元旦の新聞(私の家は朝日新聞です)を開いてみて、住宅メーカーさんの広告が激減しているのがわかります。
新聞の本紙の広告は3社で、2社は別紙の広告でした。
・積水ハウス
“家に帰れば 積水ハウス”
人生の長い午後
・・・・たとえば、一生を一日として考えれば、一番楽しみな夕食を準備する、
時間かな。その後のグラスと音楽のひとときも。
・ダイワハウス XEVOΣ
“いい朝を建てた”
家を建てた。
駅へ向かう坂の途中で、ふとわが家が見えた。
「いってらっしゃい」家から言われている気がした。
「いってきます」小さな声でつぶやいた。
・トヨタホーム
”人生にいい舞台を。”
ずっとここが我が家。
トヨタホームは60年長期保証。
・住友林業
”家は進化しています。”
強さと自由な家づくりを両立するBF(ビッグフレーム)構法で、
あなたの理想の住まいをデザインします。
・セキスイハイム
セキスイハイムは環境・快適・安心に今年もこだわり
「時を経ても価値ある家」づくりを進めていきます。
各社の広告の言葉を読んでいると、ハウスメーカーさんの家に住むだけで、みんな幸福になれると錯覚を起こしそうな言葉です。
家づくりの本懐はなんだろうと思い、新「いい家」が欲しい。改訂版Ⅱを、元旦の夜から2日の夜にかけて一気に読んでみました。
すると、
①人は家をつくり、家は人をつくる。
②人は、思った通りの家を手に入れる事が出来るし、思った通りの家しか手に入れることが出来ない。
③家づくりを思い立ったら、間取りや設備やインテリアの前に、まず最初に考えるべきは「家に何を求めるか」ということです。
という言葉が目に入りました。
やはり今年の家づくりは住む人の幸せを願い、「住み心地」を第一に考えた家づくりが求められる年だと考えます。
これはまさに、「いい家」が欲しい。の本の精神にのっとった家づくりです。
今年も住む人の幸せを願った家づくりに邁進いたします。
近藤 正隆