ご先祖様の息吹を伝え継ぐ家
松原市のN様邸が、いよいよ来月(5月)、連休明けから、母屋の解体工事に着手します。
N様にとっては、おじい様が建てられた家であり、お母様にとっては、今は亡きご主人と、一緒に過ごされた家です。
又、代々住み継がれた土地であり、人それぞれの思い出が、いっぱい詰まった家でもあります。
この家を解体して、新しい母屋を建てる計画を進めるに当り、N様とお母様から美和の造る『涼温な家』でありながら、解体する母屋の部材を一部でも新しい家に使用して、ご先祖様の息吹を次の世代に伝えたいとの願いがありました。
又、先日の打合せを進める中で、N様より“この本を参考にしてください”と渡されたのが、『温故知新のリフォーム 木の家を未来に活かす技 旧家再生研究所編』という本です。
「ご先祖様の息吹を伝え継ぐ家」大変責任の重い言葉と受け止めました。
N様邸の建替計画にたずさわる設計・施工担当者及び大工さん、製材所さんとも一緒になり、みんなで知恵を出し合いながら、N様、皆様のご気持ちにそえるよう、家を造り上げたいとの思いを持って頑張って行きます。
近藤 正隆